飲んだくれモツの読書と酒ブログ

読んだ本とお酒に関する記事、感想を基本的に書いています。

超基礎のマーケティング知識!ー300億円赤字だったマックを六本木のバーの店長がV字回復させた秘密ー

こんにちは!モツです!

 

マクドナルドって知っていますよね?

そのマクドナルドは以前に多くの困難に直面していました。

赤字額はなんと300億円!です。

途方もない数字だと思いませんか?

 

そんなマクドナルドをV字回復させた伝説のマーケターがいます。

それが足立光さんです。

最近ではファミリーマートCMOに就任したことがニュースになっていましたね。

今日はそんな足立さんが書かれた本について紹介したいと思います。

 

以前に紹介した森岡さんの本も下に紹介しておきますね。

では!始めていきましょう!

 

mostu15.hatenablog.com

 

 

 

 

概要

目次

プロローグ

1章 空気を変えろ!~マーケティングってなんだ?~

ー第1話 "なんとなく"食べたくなるのはなぜ?

ー第2話 ラブ・オーバー・ヘイト

2章 仮説を立てて検証せよ!~マックのライバルは回転寿司とオリエンタルランド、どっち~
ー第3話 仮説が先か、ヒアリングが先か

ー第4話 マックのターゲットは若者?ファミリー?

ー第5話 モノを売らずにコトを売る

ー第6話できることからコツコツと

ー第7話 アイデアはゼロから考えなくていい

3章 情熱をまき散らし、周りを巻き込め~人は感情でしか動かない~
ー第8話 GNNは失敗のモト

ー第9話 落とされた男

ー第10話 原理主義がビジネスを救う

4章 デジタルマーケティングの落とし穴に用心せよ!~話題化には「有名人」も「新商品」も必要ない~
ー第11話 "話題化"すれば売れる!

ー第12話 デジタルマーケティングの勘違い

ー第13話 インフルエンサーって"誰"のこと?

ー第14話 話題化のカギはツッコマレビリティ

ー第15話 本業以外の魅力でも店に人を呼ぶ方法を探せ!

ー第16話 1本足打法から2本足、3本足へ

ー第17話 昨日の敵は今日の友⁉

5章 拡散するアイデアはこうひねり出せ!~ヒントはすでにあるものの中にある~
ー第18話 マクドナルド史上初のチャレンジ

ー第19話 奇をてらえばいいてものじゃない

ー第20話 ピンチをチャンスに変えてしまえ

エピローグ

あとがき

著者について

足立 光 (あだち ひかる)

Bar夜光虫店長/元日本マクドナルド マーケティング本部長

ファミリーマートCMO(エグゼクティブ・ディレクターチーフ・マーケティング・オフィサー)

スマートニュース アドバイザー

I-ne 社外取締役

過去に、シュワルツコフヘンケル代表取締役社長、同社取締役会長など

どこがおすすめか?

マーケティングを実際にのぞいてみたい人」や「赤字を抱えているけど、どうやったらいいのか見当がつかない」と悩んでいる個人事業主などにおすすめです。学生が読んでも物語形式の内容で話が進んでいくので、わかりやすい内容になっています。

どんな企業でも、信頼が揺らぐ瞬間がある。

本書は、そんな時、社長やマーケターがどう対処すればよいか、実践的な知恵を与えてくれる一冊です。

カリスママーケターの名前を「ヒカルさん」にしてしまったせいか、せっかく小説形式なのに、自慢臭が消えていませんが、商品開発やPRのテクニックとして、また売上アップのヒントとして、ぜひ読んでみてください。

 

マーケターの仕事

1.「扇動者」。お客さまや社内外の人の心を動かして、結果的に行動を変えてもらうよう導いていくこと
2.「プロデューサー」。企画を成功させるのに必要な全方位に目配りし、人やお金の手配をし、仕事を進めていくこと
3.「経営者」。うまくいった方法の仕組み化や組織作りを行い、成功が継続する仕組みを作っていくこと

「安売りってさ、ブランド資産を減らす活動の最たるものなんだよ。自分から商品の価値を下げて、しかも効果に持続性がない。つまり、商売を考えるなら基本的にやっちゃいけないんだ」

「マックも、不振の時期、価格訴求と健康志向に走ってたの。野菜たっぷりのフレッシュマックとかアボカドバーガーとかね。でもこれって、自分の強みを捨てちゃってるよね」

現状のネガティブな空気を変えるには、ポジティブな情報を大量に発信することで、悪い噂を底に沈めていく「ラブ・オーバー・ヘイト」しかない。

 

そのとき足立の考えたポジティブな情報を増やす方法のひとつが「毎週、新商品を出す」だった。(中略)3つの新商品を一度に発売すれば、メディアに取り上げてもらえる商品はせいぜい1つか2つだ。残り1つの商品情報は、メディアを通してお客さまの目に留まる可能性は低い。だが、毎週新商品やキャンペーンを出せば、メディアにほとんどすべてのニュースを取り上げてもらえるようになる。

 

三者であるメディアやお客さまのSNSで「美味しそう!」「美味しかった」と取り上げてもらったほうが、信頼性や説得力が高まるということ。品質事件の影響で、日本マクドナルド自信がいくらCMで「安全安心で美味しいです」と訴えても、「ホントのこと言ってるの?」と懐疑的な目で見られてしまうからだ

マクドナルドのアイデンティティって、“背徳感”なんじゃないの?」自分の言いたかったことはこれだ、と足立は痺れた

レギュラー品に注力したほうが売上の安定につながる。

 

足立氏が企画やCMの良し悪しを判断する基準
(1)話題化できるか。
(2)マクドナルドらしさがあるか(美味しさにつながるか)。
(3)新しさがあるか。

本業以外の魅力でも店に人を呼ぶ方法を探せ!

 

感想

全体的に読みやすい内容になっていました。本当の基礎の基礎に焦点をあてて書かれているようでした。ほぼ実話ということもあり大変説得感のある内容になっています。個人的には、もう少し具体的なフレームワークなどが載っていてもよかったのではないかと思いました。

本当にマーケティングを知らない人、学ぼうと思っている人におすすめの一冊です!

足立さんの本は他にも出ているので、下に紹介しておきますね。

 

ありがとうございました!

では!また!