DAIGO推薦!科学的な職の選び方ー科学的な適職ー
こんにちは!モツです!
職を選ぶ際にどういった軸で決めましたか?
お金や成長、業界、直感、人など幅広い軸で決めるのではないかと思います。
就活生ならこれから考えていくのではないでしょうか?
転職を考えている人も様々な視点から職探しをするのではないかと思います。
そんな職探しに新たな視点から職探しをを提供した本があります!
この「科学的な適職」は就職や転職など将来・キャリアへの不安を感じている方に対して科学的な根拠に基づいて、「キャリア選択」という正解のない悩みに答えを出す方法を具体的に解説したノウハウ本です。
本書が目指すゴールは、みなさんの仕事選びにおける意思決定の精度を高め、正しいキャリアを選び取る確率を上げ、最終的に「人生の後悔」を限界まで減らすことです。
どんな内容なのか説明していきたいと思います!
では!始めていきましょう!
概要
目次
はじめに
〈序章〉最高の職業の選び方
〈ステップ1〉幻想から覚める
—— 仕事選びにおける7つの大罪
〈ステップ2〉未来を広げる
—— 仕事の幸福度を決める7つの徳目
〈ステップ3〉悪を取り除く
—— 最悪の職場に共通する8つの悪
〈ステップ4〉歪みに気づく
—— バイアスを取り除くための4大技法
〈ステップ5〉やりがいを再構築する
—— 仕事の満足度を高める7つの計画
おわりに
著者について
鈴木 祐(すずき ゆう)
サイエンスライター。1976年生まれ、慶應義塾大学SFC卒業後、出版社勤務を経て独立。
10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを重ねながら、現在はヘルスケアや生産性向上をテーマとした書籍や雑誌の執筆を手がける。
どこがおすすめか?
本書における「適職」の定義は「幸福の最大化される仕事」のことです!
最高の職の選び方
最高の職の選び方を次のように提案しています。
① 幻想から覚める(Access the truth)
一般的なキャリアアドバイスの審議を検討して、職業選択で陥りがちな「幻想」から目を覚ますステップ
② 未来を広げる(Widen your future)
キャリア選択を誤らせる原因を認識して、科学的根拠のある「仕事の幸福を決める7つの要素」を知るステップ
③ 悪を取り除く(Avoid evil)
人間の幸福を破壊する要素を知り、幸福な仕事を探すための「3つの意思決定ツール」を学ぶステップ
④ 歪みに気づく(Keep human bias out)
人間の脳にある「バグ」を探し出して、そのバイアスを取り除くための手法を身に着けるステップ
⑤ やりがいを再構築する(Engage in your work)
仕事の満足度をチェックする方法や、仕事の意味をとらえ直す「ジョブクラフティング」などを扱うステップ
①~⑤の各項目の頭文字をつなげて、『AWAKE(アウェイク)』と呼んでいるそうです。
仕事選びの「7つの幻想」とは?
キャリア選びで誰もがはまってしまう定番のミスがあると言います。
ここでは、「幸福には関係ない仕事の要素(=幻想)」が七つあげられています。
幻想1|好きを仕事にする
幻想2|給料の多さで選ぶ
幻想3|業界や職種で選ぶ
幻想4|仕事の楽さで選ぶ
幻想5|性格テストで選ぶ
幻想6|直感で選ぶ
幻想7|適性に合った仕事を求める
この7項目は大間違いで、短期的な満足感は得られるとは言え、長期的な人生の満足度にはつながらないそうです。
仕事の幸福度を決める「7つの要素」とは?
本書には、科学的に根拠のある「仕事の幸福度を決める7つの要素」が紹介されています。
① 自由:仕事内容や働き方に裁量権はあるか?
② 達成:前に進んでいる感覚を得られるのか?
③ 焦点:モチベーションタイプに合ってるか?
④ 明確:ビジョンや評価軸に明確さはあるか?
⑤ 多様:作業内容にバリエーションはあるか?
⑥ 仲間:組織内に助けてくれる友人はいるか?
⑦ 貢献:どれだけ世の中に役立っているのか?
この7つです。
〇個人的に、「モチベーションタイプ(制御焦点)の違い」は興味深いなと思いました。
制御焦点とは、生まれ持ったモチベーション特性を下記の2つのタイプに分ける考え方です。
a. 攻撃型:目標を達成して得られる「利益」に焦点を当てて働くタイプ
b. 防御型:目標を「責任」として捉えて競争に負けないために働くタイプ
このモチベーションタイプの違いによって「向いている職種」も変わってくるので、自分がどちらの特性が強いかを把握するようにしましょう。
幸福を破壊する職場の「悪」のランキングがあるの?
最悪の職場の共通点を「時間」と「職務」について8項目記載されています。
さらに、その8項目をメタ分析によってダメージの大きい順に並べると、下記のようなランキングになるそうです。
1位:ワークライフバランスの崩壊
2位:雇用不安定
3位:長時間労働
4位:シフトワーク
5位:仕事のコントール権がない
6位:ソーシャルサポートがない
7位:組織内に不公平が多い
8位:長時間通勤
負荷と不安定さが大きな問題を引き起こしているのではないでしょうか?
人間のバイアスを取り除く「4大技法」
Ⅰ. 時間操作系
【技法1】10/10/10テスト
この決断をしたら「10分後・10ヶ月後・10年後」にどう感じるだろうと考えるフレームワーク
【技法2】プレモータム(事前の検死)
決断をする前に「失敗を前提にして意思決定をする」という考え方で、事前に完全な失敗に対する解決策を考えておく
Ⅱ. 視点操作系
【技法3】イリイスト転職ノート
1日の終わりにその日の行動(意思決定)の内容を「三人称」で記録する方法
【技法4】友人に頼る
自己評価は当てにならないため第三者に意見を行くのがよく、特に「知り合って1〜3年の相手」に相談するのがもっとも正確性が高い(脳内の友人と会話するだけでもある程度のバイアス緩和影響がある)
全部を使わなくていいと思います!
自分に合ったものを試してみましょう!
感想
全体的に読みやすく、すぐに読み終えてしまいました。
本書には即効性の高いテクニックは書いていなかったように感じます。
しかし、正しいキャリア選択をし、後悔のない仕事人生を幸福にするための方法論を知るためにはおすすめです!
働く時間が人生の多くを占めているので、是非読んでみてはいかがでしょうか?
就活生や、転職を検討している人に読んでほしいですね。
ありがとうございました!
では!また!