ピートの強いウイスキー-アードベック10年ー
こんにちは!モツです!
ウイスキー好きですか?
私は好きです。
今日はアイラのウイスキーを紹介したいと思います。
それがアードベック10年です!
ピートの強いウイスキーで知られているアイラ島。
そのアイラ島にあるアードベッグ蒸溜所のメイン商品であるアードベッグ10年の味を紹介したいと思います!
アードベッグはアードベッグ蒸溜所で造られているウイスキーブランドのことで、ゲール語で「小さい岬」という意味です。
蒸溜所は、アイラ島南部の海沿い、大西洋の波に洗われる岩の多い小さな岬に1815年に設立されており、アードベッグという名前の由来となっています。
現在の生産量は年間約100万リットルで規模としては、アイラ島8つの蒸留所の中でキルホーマンに次いで、2番目に小さい生産量です。
75%が自社のシングルモルトとブレンデッド用で25%がカスタマー用。シーバスリーガルやバランタイン、ディアジオ社のブレンド用にも使われています。
アードベッグは毎年、新作をリリースしているので、毎年違いを楽しめると思います!
ちなみに2015年には、アードベッグにとって200周年にあたる年で、記念ボトルは永遠という意味の”パーペチューム”が発売されています。
アードベック蒸留所の歴史
1815年、アードベッグ蒸留所はジョン・マクドーガルによってアイラ島の南岸、大西洋の荒波が打ち寄せる小さな岬に建てられました。
創業後100年が過ぎ20世紀に入る頃には、数度のオーナーチェンジが行われ、1980年から89年までは完全に生産が止まってしまいます。
当時のオーナーアライドディスティラーズ社が、その後数年生産を再開させますがやはり操業停止に追い込まれてしまいます。
現在の安定した状態に落ち着くのは1997年、グレンモーレンジ社が買収してからの事。
その後「アードベッグTEN」が2000年にリリースされます。
最もピートが強くスモーキーなウイスキー
アイラ島ではウイスキーの製造工程の中で、原料となる大麦麦芽を乾燥させる燃料として、ピート(泥炭=植物が腐食した堆積物)が使われてきました。
このピートが、アイラモルト独特のスモーキーさを生み出す最大の要素です。
その中でもポートエレンで仕上げたフェノール濃度55-60ppmで炊き込まれたアードベッグは、スコットランドで最もピーティーなシングルモルトとして高く評価されています。
アードベック10年
こちらはファーストフィルとセカンドフィルのバーボン樽で10年以上熟成させた原酒をヴァッティングしたボトルです。
アルコール度数は46度とオフィシャルボトルのスタンダード品としてはやや高めです。
口に含んだ瞬間アイラモルトを象徴するかのような強いヨード・ピート・タバコに近いスモーク、そして磯臭さが口中に広がります。
しかし、これらが通り過ぎてからしっかりとしたモルト感、バニラ、青リンゴ、レモンピール、ほのかにウエハースが余韻として残ります。
入り口は強烈ですが、余韻は甘く爽やかです。
アードベッグファンはこの2面性を楽しんでいると言えます。
2008年にはワールド・ウイスキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
おすすめの飲み方
日本でも熱烈なファン(アードベギャン)を持つのがアードベッグです。
麦芽に焚きこむピート度合いは業界一とも言われ、スモーキーでピーティなヨード香から感じられる潮のニュアンスが特徴です。
ただ煙たいわけではなく、その裏にクリーミーなバニラの味わいやリンゴや柑橘のスイートな甘味を隠すおいしくなんとも憎たらしいウイスキーです。
おすすめの飲み方は俄然ストレートです。
加水やロックではこの甘さとスモーキーのマリアージュの真骨頂は確かめられないでしょう。
むしろグラスにこだわって、リムが薄くステムの長いテイスティンググラスから、背の低いショットグラスまで試してみましょう。
アードベッグはグラスの口当たりでかなり味が変化します。ぜひ、お試ししてください!
オフィシャルボトルではウーガダールが完成度高く、ファンの評価も高いのでスタンダード10年を味わった後はぜひ飲み進めてみてください。
オールドボトルでは1970年代ヴィンテージのアードベッグが軒並み高評価。熟した果実に沁み込むようにピートが溶け込み、うっとりするような妖艶な色気を持っています。
価格は高いですが、バーなどで見かけた際はぜひ注文してみてください。
まとめ
今日は最もピートの強いウイスキーと言われるアードベックを紹介させていただきました。
私も好きで家にボトルを置いています。
是非見かけた際には、注文してみてください!
ありがとうございました!
では!また!