【書評】才能の違いを知る『天才を殺す凡人』
こんにちは!モツです!
以前、北野唯我さんの『転職の思考法』を紹介したの覚えていますか?
今日は北野唯我さんの第2弾を紹介したいと思います。
『天才を殺す凡人』
「職場の人間関に悩む、すべての人へ」
っと表紙に書かれていて、思わず手に取って買ってしまいました。(笑)
- 天才・秀才・凡人は「評価の軸」が違う
- 経営における「アートサイエンス」の融合
- イノベーションは「強烈な飽き」から生まれる
天才・凡人・秀才の違いって気になりますよね。
才能の違いや相反する才能について書かれていて、おもしろかったです。
「転職の思考法」と同じように会話形式で書かれていて、とても読みやすい一冊だと思います!
では!始めていきましょう!
概要
内容について
あなたは凡人?秀才?それとも天才?公開瞬く間に30万PVを超えた、大人気ブログ「凡人が、天才を殺すことがある理由。」が物語となって書籍化!
目次
- 才能ってなんだろう(アンナは終わった?;ハチ公、語り出す;凡人が天才を殺す理由 ほか)
- 相反する才能(世界の崩壊を防ぐ人たち;「最強の実行者」を巻き込む方法;異なる主語を持つ人たち ほか)
- 武器を選び、戦え(天才のダークサイド;共感の神=根回しおじさん;才能を「信じる力」 ほか)
著者について
兵庫県出身。神戸大学経営学部卒。就職氷河期に博報堂へ入社し、経営企画局・経理財務局で勤務。その後、ボストンコンサルティンググループを経て、2016年、ワンキャリアに参画。執行役員として事業開発を経験し、現在同社の最高戦略責任者。レントヘッドの代表取締役。ヴォーカーズの執行役員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
どこがおすすめか?
この本を通して、読者は自分の中には「天才・秀才・凡人の三者」でどれが一番強い人格なのか?ということと、自分の人格・才能が人間関係の悩みを生み出していることを気付かされます。
1. 天才・秀才・凡人の違いとは
天才
スティーブ・ジョブズやレオナルド・ダ・ビンチのような、革新的なものを世の中に生み出すタイプの人間です。
「創造性」で評価されます。
秀才
東大卒や有名市立卒のサラリーマンのような、論理的な思考や再現することに長けたタイプの人間です。
「再現性」で評価されます。
凡人
会社の平社員や学校のクラスの多数派のような、多くの人に共感をしながら生きているタイプの人間です。
「共感性」で評価されます。
2. 「天才・秀才・凡人」の人間関係の気づき方
天才を殺す凡人」では、「天才・秀才・凡人」の「三者」は殺し合う、と述べてあります。
自分の中でどの才能が強いのか?によって、周囲の「天才・秀才・凡人」との付き合い方を工夫することで、あなたの人間関係がより円滑なものになるのです。
*天才・秀才・凡人には、一見、天才>秀才>凡人のように優劣があると思われがちですが、そこに優劣と上下関係がないことには注意が必要です。
優劣と上下関係がないからこそ、このパワーバランスと自分の主人格の自覚が、人々のコミュニケーションの構造を理解を可能にし、人間関係を豊かにするのです。
天才の弱点
天才の並外れたアイデアは、凡人には理解されにくいです。そして、凡人に理解されないので、天才のアイデアや提案は社会に受け入れられず、圧倒的数の多い凡人に殺されてしまうことがあります。
秀才の弱点
秀才は天才に嫉妬する自分に悩みながらも、天才に成りたいと望んでいます。天才の創造性に憧れても、天才に及ばない自分の力に悩んでいるのです。
凡人の弱点
凡人は人類の多数者層であり、天才と秀才に憧れながらも能力の差に苦しんでいます。天才のことを理解しきれず、また秀才にも及ばないので、うまく協力できず、排斥してしまうことがあります。
弱点を克服する
天才・秀才・凡人は、それぞれが自分の悩み・コンプレックスの原因を把握する必要があります。
そして、そのコンプレックスを克服することが出来れば、天才・秀才・凡人それぞれのタイプの人間との付き合い方がわかるのです。
つまり、それぞれの才能との付き合い方と、自分の能力の良さ(創造性・論理性・共感性)と弱点(自分を理解してくれない人格)に気づけば、人間関係がより一層楽になるでしょう。
まとめと感想
今日は『天才を殺す凡人』を紹介させていただきました。
それぞれの才能との付き合い方と、自分の能力の良さ(創造性・論理性・共感性)と弱点(自分を理解してくれない人格)に気づいて、自分の能力をもっと生かしていきたいなと思います。
因みに、私は「秀才タイプ」だと思っています。
高い再現性を出すことを日々意識して生活を送っています。
まずは自分を知り、自分のタイプを見極めることから始めてみることをおすすめします。彼氏、彼女や友人との関係にも大いに生かせるようになると思います。
是非読んでみてください!
ありがとうございました!
では!また!