プレゼンで相手を動かす練習『1分で話せ』
こんにちは!モツです!
皆さんは端的に話すのは得意ですか?
プレゼンや報告の場面で心掛けなければならないことだと思います。
ですが、なかなかできませんよね?
不必要な情報を並べて長くなってしまったり、時間を持たせるために、長々と話してしまうこともあります。
プレゼンの本質って何だと思いますか?
結論を伝えることやデータを見せることがプレゼンだと思っていませんか?
なんと、実際は違うそうです!
プレゼンの本質は「相手を動かす」ことです。
でもそんな練習どうやってするの?
身に付け方がわからない。
そんな「相手を動かす」方法について書かれた本を今日は紹介したいと思います。
『1分で話せ』です。
では!はじめていきましょう!
概要
内容について
1分でささる伝え方!●ヤフーアカデミア学長にしてグロービス講師
孫社長にも一目置かれた伝説の「伝え方」!
・プレゼンに限らず、人前に立って話をする、指示をする、伝える、ということが苦手な方はいるでしょう。著者の伊藤氏は、そのプレゼンを聞いたソフトバンクの孫社長から認められるほどの技術の持ち主であり、今はグロービスの講師として、ヤフーアカデミアの学長として、起業家からビジネスパーソンまで年間300人以上のプレゼンを指導し、ピッチコンテストなどでの優勝者を続々と輩出しています。本書では、「右脳と左脳」に働きかける伊藤氏独特のメソッドを紹介します。
●1分で話せない話は、どんなに長くても伝わらない
・「話が長い、手短に話せ」言われる方は少なくないでしょうが、伊藤氏の考えは「1分で話せないような話は、どんなに長くても伝わらない」というもの。長いのは話がまとまっていない証拠でもあり、相手に伝わらない一番の原因。そこで本書では、伝わる伝え方の「型」の部分だけでなく、「結論の決め方」、「言い切れない」というメンタルの部分の話から、1分で記憶に残す方法など、誰でもできる方法を紹介します。
目次
序章 そもそも「伝える」ために考えておくべきこと──うまいプレゼンより、「動いてなんぼ」
第1章 STEP1 「伝える」ための基本事項
相手は誰か? どんなことに興味があるのか?
ゴールは何か──「理解してもらう」はゴールにならない
結局、動かしてなんぼ──「きれいに話す」のは目的じゃない
第2章 STEP2 1分で伝える──左脳が理解するロジックを作る
てっぺんのないピラミッドになっていないか──ロジカルな1分ストーリーを考える
考える=結論を導き出す──事実やデータは結論ではない
根拠は3つ──ピラミッドで「枠組み」を共有しよう ほか
第3章 STEP3 相手を迷子にさせないために「スッキリ・カンタン」でいこう
集中して聞いてもらうための「スッキリ・カンタン」
言葉もスライドも「スッキリ」が鉄則
カンタン──中学生が理解できるレベルの言葉しか使わない
第4章 STEP4 1分でその気になってもらう ──右脳を刺激してイメージを想像させよう
正しいことを言うだけでは、人は動かない
人は、イメージを想像することで、感情が揺さぶられる
イメージを描いてもらうために行なう2つのこと ほか
第5章 STEP5 1分で動いてもらう
「超一言」で包み込む
「ライブでダイブ」──プレゼンもアーティストと同じ
「リトルホンダ」を作る──いかに「相手の立場」に立って話すか ほか
第6章 STEP6 「伝え方」のパターンを知っておこう
伝えたい言葉はあるか
動かしてなんぼ
第7章 実践編
【会議】とっさに意見を求められて真っ白になる
【プレゼン】自分の話を聞いてくれているような気がしない
【上司への提案】プレゼンではなく、「対話」を意識しよう ほか
著者について
伊藤羊一(いとう よういち)
ヤフー株式会社 コーポレートエバンジェリスト Yahoo!アカデミア学長。
株式会社ウェイウェイ代表取締役。東京大学経済学部卒。グロービス・オリジナル・MBAプログラム(GDBA)修了。1990年に日本興業銀行入行、企業金融、事業再生支援などに従事。2003年プラス株式会社に転じ、事業部門であるジョインテックスカンパニーにてロジスティクス再編、事業再編などを担当した後、2011年より執行役員マーケティング本部長、2012年より同ヴァイスプレジデントとして事業全般を統括。
かつてソフトバンクアカデミア(孫正義氏の後継者を見出し、育てる学校)に所属。孫正義氏へプレゼンし続け、国内CEOコースで年間1位の成績を修めた経験を持つ。
2015年4月にヤフー株式会社に転じ、次世代リーダー育成を行う。グロービス経営大学院客員教授としてリーダーシップ科目の教壇に立つほか、多くの大手企業やスタートアップ育成プログラムでメンター、アドバイザーを務める
どこがおすすめか?
要点
- プレゼンの目的は「人を動かす」ことにある。「理解してもらう」ことや「きれいに話す」ことはゴールではない。
- 聞き手を具体的にイメージし、その人たちの反応を想像しながらプレゼンの準備を進める。準備とは、話す内容や言葉遣い、話し方などを考えていくことだ。
- プレゼンにおける「結論」とは、「相手をどこに動かすか」である。
- プレゼンのロジックは1つの結論と、それを支える3つの根拠のピラミッドで作る。
- ロジックで左脳に、イメージで右脳に働きかけることで、相手の気持ちを動かす。
伝えるための基本事項
プレゼン力=「人に動いてもらう力」だと知る
人は、相手の話の80%は聞いていないんです。どんなに完璧なプレゼンをしても、自分の考えが100%伝わるということはありえません。自分の話を聞いてほしいなら、まずはそのことを前提に始めなければならない。
プレゼン力とは、人に動いてもらう力です。人を動かすためには、1分で話せるように話を組み立て、伝える必要がある。
聞き手を具体的にイメージする
プレゼンにおいては、「何のためにプレゼンするのか」を明確に意識しなければなりません。
それを言語化すると、「誰に」「何を」「どうしてもらいたい」という構造になります。ポイントは「誰に」伝えるのかを考えることです。
具体的には、相手の立場、何に興味があるか、このプレゼンに何を求めているか、専門的な要素への理解度、何をどう言えばネガティブな反応をするのか、などといったことを考えます。
聞き手を具体的にイメージできれば、その人たちの反応を想像しながら準備を進めることができます。
つまり、聞き手にあわせて、話す内容、言葉遣い、話し方などを考えていく。
ゴールを明確にする
「何のためにプレゼンするのか」「誰に伝えるのか」をイメージしたら、最後に「ゴールは何か」を考えます。
ゴール = プレゼンを通して、聞き手をどのような状態にしたいのかということです。賛成してほしい、何らかの意見を表明してほしい、動いてほしいなど、具体的にどこまでしてほしいのかをはっきりさせておくことが大切です。
プレゼンは、ゴールを達成するためにあります。だから、聞き手にどうしてもらいたいのかを見定めたうえで、ゴールを達成するために何をすればいいかを逆算して考えることが大切です。
なお、「理解してもらう」ことをゴールにしてはいけません。「営業部の○○さんにかけあってほしい」など、「理解した上で何をしてほしいのか」が必要です。
また、「きれいに話すこと」も、プレゼンのゴールではありません。
とにかく相手を動かすことがゴールです。相手を動かすためにできることは、なんでもやりましょう。
根回しをしておいたり、席配置を工夫したり、プレゼン後にフォローしたりといった前後のアクションも、トータルで設計した方が良いと思います。
1分で伝えるテクニック
結論、根拠、具体例のピラミッドで話す
1分で伝えるためにまずは結論を伝え、その根拠を伝えます。
それだけだと聞いた相手は、
自分に当てはめるとどうなんだろう?
という疑問が残ります。
そこで具体例を示してあげることで、一気に分かりやすくなってくるんです!
結論には必ず根拠が必要ですが、その根拠は3つ言うようにしてください。
超一言で表す
その話の中で何を一番伝えたいのか。
全てを表すのも上級テクニックの1つです。
本書でいうところの、「1分で話せ」も超一言である。
リトルホンダを作る
自分自身を第三者から見る
サッカー選手の『ホンダ選手』が、ミランという海外のチームに移籍するかどうか迷ったときに、こうやって決めたそうです。
『リトルホンダがミランと答えた』
何が言いたいかというと、『自分のことを第三者視点から見よう』ということです。
リトルホンダの使い方
- 仮想の自分を2人作り出す。
- その仮想の2人が、相手視点と自分の隣視点から自分を見ていることをイメージする。
- そうすれば周りや相手からの感じがわかる。
よく分からないと思いますが簡単にやる方法があって、プレゼンをされるお客さん側の席に座ってみることです。
そこで自分がプレゼンをするイメージをしてください。
その後プレゼンする場に立ち、お客さん側をイメージして話していきます。
そうして悪いところを直していきます。
まとめと感想
今日は『1分で話せ』を紹介させていただきました。
すぐに実践で使えるかと言われるとそうでないと思います。
練習が必要なことは言うまでもないと思います。
ですが、身についたことは絶対に役立ちます。
是非読んでみて、練習してみてください!
ありがとうございました!
では!また!