心の知能指数EQ『EQ2.0』
こんにちは!モツです!
IQって聞いたことありますよね。
では、EQって聞いたことありますか?
「EQ(エモーショナル・インテリジェンス)」とは、あらゆる重要なスキルの土台になる「心の知能指数」のことです。
つまり、IQが知性や学習能力に基づいて測られるのに対して、EQは自分や相手の“心を理解する能力”を表すものだというわけです。
また、IQとEQの関係性については次のように述べられています。
IQとEQのあいだに明確な関連はない。
しかも、EQは伸ばすことができる!んです。
これについては後程紹介したいと思います。
今日はそんなEQについての本を紹介したいと思います!
『EQ2.0』
「心の知能指数」EQを向上させるためのテクニックが66も書かれています。
ぜひビジネス、学校、家庭で役立ててみてください。
概要
内容について
巻末にあるパスコードを使ってオンラインテストにアクセスし、あなたのEQを診断。「自己認識力」「自己管理力」「社会的認識力」「人間関係管理力」というEQの4つのスキルを理解し、66のテクニックから、適したEQ向上の戦略をたてていく。
目次
第1章 EQへの旅
第2章 EQとはそもそも何か
第3章 EQの四つのスキルを理解する
第4章 EQを高めるための行動計画
第5章 自己認識力を高めるためのテクニック
第6章 自己管理力を高めるためのテクニック
第7章 社会的認識力を高めるためのテクニック
第8章 人間関係管理力を高めるためのテクニック
エピローグ EQ分野における最近の発見
著者について
ブラッドベリー,トラヴィス[ブラッドベリー,トラヴィス] [Bradberry,Travis]
タレント・スマートの共同創業者。著作家。臨床心理学と組織心理学の両方で博士号を取得。臨床心理学の学士号はカリフォルニア大学サンディエゴ校にて取得。リンクトインのインフルエンサーとしても有名
グリーブス,ジーン[グリーブス,ジーン] [Greaves,Jean]
タレント・スマートの共同創業者で最高経営責任者(CEO)。著作家。組織心理学の修士号および博士号をカリフォルニア大学にて取得。心理学の学士号はスタンフォード大学にて取得。上院の秘密会弁士、査定専門家であり、企業管理職(経営幹部レベル)の指導コーチ
関美和[セキミワ]
翻訳家。杏林大学外国語学部准教授。慶応義塾大学文学部・法学部卒業。電通、スミス・バーニー勤務の後、ハーバード・ビジネス・スクールでMBA取得。モルガン・スタンレー投資銀行を経てクレイ・フィンレイ投資顧問東京支店長を務める。アジア女子大学(バングラデシュ)支援財団の理事も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
どこがおすすめか?
要点
- 心の知能指数といわれるEQは、理性と感情をバランスよくコントロールする力である。仕事の成功や人間関係に大きな影響を与えている。
- EQには、「自己認識スキル」「自己管理スキル」「社会的認識スキル」「人間関係管理スキル」の4つのスキルがある。訓練をするときは、1つのスキルに絞ったほうが効果を得やすい。
- EQスキルを伸ばすことに終わりはない。最高の自分を引き出せるように努力し続けよう。変化がわかるまでには数か月かかるので、辛抱強く続けることが大切だ。
EQは伸ばせる!
理性と感情をコントロール
人間は感情の生き物です。脳は、まず感情に反応するようにできています。
しかし、EQスキルの向上により、自分の感情的な反応を引き起こす引き金に気づけるようになり、前向きな反応ができるようになるんです。
EQとは、自分自身と他者との心について理解する力のことです。
脳内での理性と感情のコミュニケーションによって生じる、「心の知能指数」です。
EQが高いと、自分の行動や人間関係を上手にマネジメントすることができます。
実はEQは、仕事の成功にも大きな影響を与えています。
時間管理や意思決定、コミュニケーションなど、さまざまな重要なスキルの土台となるためです。
現に、仕事で高い成果をあげている人の90%は、EQが高いんです。
一方で、仕事の成果が低い人のうち、EQが高い人は20%だけだ言います。
つまり、EQが高い人は、仕事でも成功する可能性が高いと考えられます。
どの業種、どの階層、世界中のどの地域でも、同じことがいえると思います。
EQが高く、理性と感情をバランスよくコントロールできる人は、仕事で素晴らしい成果を生みます。
そして大事なことは、EQは後天的に伸ばせるスキルということだ。
EQの4つのスキル
EQを伸ばすには、EQの4つのスキルを理解することが必要となります。
まず、4つのスキルは、「個人的なスキル」と「社会的なスキル」に大きく分けられます。
前者は、自分の心の動きを認識し続け、行動や傾向をコントロールするスキルです。
後者は、他者の気持ちや行動、動機を理解して、人間関係を改善させるスキルです。
「個人的なスキル」=「自己認識スキル」と「自己管理スキル」
「社会的なスキル」=「社会的認識スキル」と「人間関係管理スキル」
のように4つに分類されます。
- 自己認識スキルとは、その瞬間の自分の心の動きを正しく把握し、多様な状況下での自分の傾向を理解する力です。
EQの土台となるスキルであり、自己認識力があれば、他のEQスキルも簡単に使えるようになります。 - 自己管理スキルは、状況や人に対する感情的な反応をコントロールする力です。たとえば、恐れに囚われて思考できなくなり、どう行動したらいいかわからなくなったとします。
そんなときに不確実性を受け入れて、自分の心と向き合い、選択肢を探す力が、自己管理力です。 - 社会的認識スキルとは、他者の感情を正確に読み取り、相手の心の中で何が起きているかを理解する力です。
自分と相手の考えや感じていることが違っていても、相手の視点に立って考える能力です。
この社会的認識スキルがあれば、周囲への目配りや気配りができ、重要な情報を読み取ることができます。 - 最後に、人間関係管理スキルは、他の3つのスキルと大きく関係します。
それらを駆使して自分と他者の感情を理解し、人との関わり合いをマネジメントする力である。
難題やストレスが多い場面で、争いを避け、他者との関わり合いから最大限の恩恵を受けるために欠かせないスキルです。
EQを高める行動計画
EQ行動計画を立てて実行することにより、EQを効率よく伸ばすことができます。
- 本書のパスコードを用いて、「エモーショナル・インテリジェンス・アプレーザル」テストを受ける
- その結果を本書のEQ行動計画の「パート1(旅のはじまり)」に書き込む
- 4つのEQスキルから伸ばしたいスキルを選ぶ。一度に多くのスキルを身に付けたいと思うかもしれません。しかし、1つのスキルに絞って訓練したほうが高い効果が得られます。
- 選んだEQスキルを伸ばすためのテクニックを3つ選びます。
テストの結果報告では、スコア分析に基づいて、特定のテクニックが推奨されます。それに従ってもいいと思うし、自分で練習したいテクニックを本書から選んでもかまいません。 - 伸ばしたいEQスキルが決まったら、そのスキルに優れた人を見つけて、EQメンターになってほしいと頼んでみよう。定期的に会合の場を持ち、フィードバックや指導を受けるといいと思います。
EQスキルを伸ばすことに終わりはありません。
変化がわかるまでには数か月かかります。最高の自分を引き出せるように、辛抱強く努力し続けましょう。
行動計画パート1で選んだスキルに成長を感じられたら、もう一度テストを受けることをおすすめします!
EQを向上させるテクニック
EQを構成する4つのスキルを向上させるためのテクニックが66個紹介されています。
例えば、自己認識力を高めるテクニックとして「ストレスのかかったときの自分を知る」というものがあります。
あなたもストレスが多いときには頭痛がしたり、胃が痛んだりするかもしれませんね。
ストレスが原因となる心身の変化に関するパターンや傾向を自分で把握することで、セルフケアを行いやすくなります。
「そのような傾向を改めて自覚する」ということをテクニックとして紹介しています。
まとめと感想
今日は『EQ2.0』を紹介したいしました!
今注目を浴びているEQについて体系的に学べる1冊になっています。
「心の知能指数」EQを向上させるための66のテクニックを学び、ぜひビジネス、学校、家庭で役立ててみてください。
またテストもうまく活用して、あなた独自の戦略を練ってみてください。
ありがとうございました!
では!また!