デジタルの時代で生き残るためにーアフターデジタルー
こんにちは!モツです!
今日はデジタル時代の変化についての本を紹介したいと思います。
それがこの本です!
UI/UXって言葉を聞くことが増えてきましたよね。
時代はデジタルの時代で、私たちの生活に欠かせないものになっています。
日本企業はまだまだ「ビフォアデジタル」思考なので、このままだと世界に後れを取ってしまうと本書では述べられています。
また、OMO (Online Merge Offline) が到来するとも考えられており、顧客データと顧客IDを紐づけてサービスを提供する「プラットフォーマー」が覇者となると述べられています。
では!始めていきましょう!
概要
目次
第1章 知らずには生き残れない、デジタル化する世界の本質
1-1 世界の状況、日本の状況
1-2 モバイル決済は「すべての購買をIDデータ化する」
1-3 シェアリング自転車は「生活拠点と移動をデータ化する」
1-4 行動データでつなぐ、新たな信用・評価社会
1-5 デジタル中国の本質 データが市民の行動を変え、社会を変える
1-6 大企業や既存型企業の変革好事例「平安保険グループ」
1-7 エクスペリエンスと行動データのループを回す時代へ
第2章 アフターデジタル時代のOMO型ビジネス~必要な視点転換~
2-1 ビフォアデジタルとアフターデジタル
2-2 OMO:リアルとデジタルを分ける時代の終焉
2-3 ECはやがてなくなっていく
2-4 転覆され続ける既存業態
2-5 日本企業にありがちな思考の悪例
2-6 企業同士がつながって当たり前 OMOの行き着く先の姿
第3章 アフターデジタル事例による思考訓練
第4章 アフターデジタルを見据えた日本式ビジネス変革
著者について
藤井 保文(ふじい やすふみ)
株式会社ビービット 東アジア営業責任者/エクスペリエンスデザイナー
現在は現地(中国)の日系クライアントに対し、モノ指向企業からエクスペリエンス指向企業への変革を支援する「エクスペリエンス・デザイン・コンサルティング」を行っている。
尾原 和啓(おばら かずひろ)
IT批評家 藤原投資顧問 書生
著書『ザ・プラットフォーム:IT企業はなぜ世界を変えるのか?』、『ITビジネスの原理』
どこがおすすめか?
ちょっと前までは、経済的にも途上国であった中国が、今や『デジタル先進国』となっています。
今の日本企業の考え方は「ヤバい」と継承する本ではないかと思っていて、今を生きるビジネスパーソンにおすすめの本です!
アフターデジタルとは?
この本ではよく「アフターデジタル」という言葉が出てきます。
アフターデジタルとはなんでしょうか?
それは日常生活の中で、「オフライン」がなくなることを指しています。
「オフライン」がなくなる = 全ての行動データがオンラインデータとなり、自分(顧客ID)と紐づく時代が来る
ことを指しています。
デジタル先進国
本書では、エストニア(電子国家)、スウェーデン(マイクロチップ)、中国(モバイル決済)と3か国が取り上げられています。
中でも、中国は「デジタル先進国」として、この分野をリードしているといっても過言ではないです。
生活がスマホのアプリでほとんど完結していることは知っていますか?
中国では全体の98%がモバイル決済を利用しているというデータもあります。
日本でも、モバイル決済は導入されていますが、中国ほどではありません。そういった実情を比較するうえでも、読むべき一冊だと思います!
『アフターデジタル』と『ビフォアデジタル』の違いはなんなのかというと、デジタル化に対する考え方です。
アフターデジタルでは、モバイルやIoT、行動データを高頻度に取得できるモバイルデバイスやセンサーが普及すると、行動データが取得できないオフライン行動はなくなり、オンラインにオフラインが包含されていきます。
そのため、アフターデジタルによって、オフライン体験・リアル体験は必要なくなるのかという疑問が出てきますが、アフターデジタル時代にこそ、リアルの体験価値が重要になってきます。
つまり、UXが何よりも重要というわけです。
OMO (Online Merge Offline)とは?
OMO(Online Merge Offline)とは、オンラインとオフラインが融合することを指しています。つまり、日常生活が『オンライン化』するということです。
このOMOの発展によって社会基盤、ビジネスモデルにも革命が起きることはとてもすごいことです。
購買・行動データを基に抵抗するサービスの質に変化が表れるので、今までのルールが大きく変わることがわかります。
マーケターやデジタル時代を生きる私たちこそおすすめです!
こんな人に読んでほしい!
これからの時代を生きる社会人・ビジネスパーソンにおすすめの1冊です!
- デジタル化している国々はどのような生活環境になっているのか?
- これからどんな時代が訪れるのか?
- これからの時代を生き延びるためには、どんな考え方が必要なのか?
感想
デジタル時代を生きる私たちにとって面白い一冊でした。日本は世界と比較してデジタル化が遅れている点で、競争では後れを取っています。
しかし、日本でデジタルの覇権をとることができれば、大きな利益、進歩を遂げることができます。それこそが、日本を発展させていくことにもつながります。
そういったことを考えると、日本でまだまだできることは多いのではないかと考えさせられる一冊でした。
OMOの登場によって新たな役割も必要になってくると思います。こういった人材育成を行うことで、新たな時代への備えにもなります。
是非、読んでみてください!
この本の続きが出たので載せておきます。
ありがとうございました!
では!また!