飲んだくれモツの読書と酒ブログ

読んだ本とお酒に関する記事、感想を基本的に書いています。

彼女や彼氏へのプレゼント選びのセンスは磨ける!ーセンスは知識からはじまるー

こんにちは!モツです!

 

「センス」って生まれつきのものだと思っていませんか?

私もセンスは生まれつきなものだと思っていました。

実はセンスは学習に成果である

そういった話を行った本があります。

それがこの本です!

 

センスは知識からはじまる

センスは知識からはじまる

センスは知識からはじまる

 

 

 「センス」とは何か?

それは知識の集積による判断である。まず対象への「普通」という判断基準を作ること、それには知識が必要である。

センスは学習による成果で、感性だと思っていたセンスについての考え方が変わったことと、センスの磨き方を学んだので、紹介したいと思います。

では、始めていきましょう!

 

概要

目次

Part1 センスとは何かを定義する
ーセンスとは、数値化できない事象を最適化することである
ーまず「普通を知ること」が必要である
ー子どもは自由に「センス」を発揮している
ー美術の授業が「センス」のハードルを高くしている

Part2 「センスのよさ」が、スキルとして求められている時代
ーセンスのよし悪しが個人と企業の存続に関わる時代
ー時代は「次の利休」を求めている
ー技術がピークを迎えるとセンスの時代がやってくる
ー新しいものが広がるには時間がかかる
ーなぜ日本企業の製品にはセンスがないのか
ー日本企業に必要なのはクリエイティブディレクター
ー「経営者のセンス」が企業の底力になる
ークリエイティブディレクターは企業の医者である
ーどんな職種にもセンスが必要不可欠になっている

 

Part3 「センス」とは 「知識」からはじまる
ーすべての仕事において“知らない”は不利
ーひらめきを待たずに知識を蓄える
イノベーションは、知識と知識の掛け合わせである
ーセンスとは、知識にもとづく予測である
ー客観情報の集積がその人のセンスを決定する

Part4 「センス」で、仕事を最適化する
ー「流行っている」=「センスがいい」ではない
ー効率よく知識を増やす三つのコツ
ーセンスをもって選択・決断する
ーもし、チョコレートの商品開発者になったのなら?
ー知識のクオリティが精度の高いアウトプットをつくり出す
ー知識を加えて、消費者のベネフィット(付加価値)とする
ーアウトプットの精度をあげてシズル感を最適化する
ー知識をセンスで測ってアウトプットを決定する

Part5 「センス」を磨き、仕事力を向上させる
ーセンスアップはスキルアップにつながる
ー企画書は、消費者に知識、物語、価値を知らせる手紙
ー「好き」を深堀りしてセンスあるアウトプットをする
ー「好き嫌い」ではなく例を挙げてセンスを磨く
ー「せまいセンス」でも、それを軸に仕事をすることはできる
ー日常の工夫で、思い込みの枠を外す
ー書店を五分で一周して気になったものが何かを確認してみる
ー「幼児性」で新鮮な感性を取り戻す
ー人生の先輩と話してセンスの底上げをする
ー「服選び」は自分を客観視し、最適化する身近な方法

Epilogue 「センス」はすでに、あなたの中にある

 

著者について

水野 学(みずの まなぶ)

クリエイティブディレクター

good design company代表取締役

慶応義塾大学特別招聘准教授

 

おすすめ度★★★★★

この本では、「数値化できないことを数値化する」ことをセンスとしています。

この本質は、センスが数値で測れるものであれば、売れている服がセンスがあるという理論も納得できるが、実際はそうではありません。

つまり、センスは数値化できないけれど、そこには確実に良し悪しがあるもので、まずはその「判断基準」である「普通を知ること」と説明しています。

そのモノの「普通」がわかれば、普通よりいいか悪いかの判断でまず精度を上げることができます。

様々な視点から、物事を図ったうえで、「普通」を見つけ出し、基準を設けることが重要であると述べています。

このようにセンスを定義することはとてもおもしろいものだなと思いました。

 

これはどの分野でも通じることは大事なのではないかと思います。

普通を知り、いいもの、悪いもの、を知る。それを主観的ではなく、客観的な基準を作ることでセンスを磨くことができるのではないか

服や物だけでなく、料理や飛行機の座席など多くの場面で活かせると思います。

おすすめです。

 

感想

センスは知識の集積である。これはすごくいい考え方だなと思いました。そのために色んな経験をする。日々の生活を豊かにできるのではないかと思います。

一番の落とし穴は主観だと述べていたのですが、その通りだと思います。そもそも主観で判断しているから「センスがある」、「センスがない」といった差が生まれているのではないでしょうか?

 

「普通を決める」つまり、客観的に判断することでセンスは磨くことができる。センスは磨くことができる、というのはいいですよね。

彼女や友達へのプレゼント選びでも大いに役立つのではないかと思います。

今の時代はインターネットの発達により、基本的にはなんでも検索すれば出てくる時代です。そういった意味では、「普通」の基準設定、選び方は簡単なのではないかと思います。

 

とても面白い一冊でした!

もっとここが欲しかった

しいて言えば、具体例がもう少し欲しかったかな~という印象です。

後は、普通の基準設定が難しいものに対してもアプローチ方法も知ってみたかったですね。

 

おすすめです!

ありがとうございました!

では!また!