飲んだくれモツの読書と酒ブログ

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アイラモルト入門編『カリラ』

こんにちは!モツです!

 

今日はアイラモルト『カリラ』を紹介したいと思います。

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カリラは、イギリスの最北端に位置する、スコットランド西部のアイラ島にある蒸留所で造られたウイスキーのブランドです。カリラを蒸留しているカリラ蒸留所はアイラ島内でも、大手の蒸留所です。


2000年前後からの世界的なシングルモルトのブームによってカリラは注目されることになりました。たくさんあるアイラ島発のシングルモルトの中でも、カリラは特にファンが多い銘柄の1つになっています。

 

 

カリラとは?

カリラは、スコットランド産のシングルモルトウイスキーです。

ウイスキーの聖地」と呼ばれるアイラ島で作られています。

 

アイラモルトらしいスモーキーフレーバーとフルーティーさのバランスの良さが特徴です。

また、飲み口はふわっと軽めで、個性派揃いのアイラモルトの中では比較的飲みやすいとされています。

 

シングルモルトとしてだけではなく、ジョニーウォーカーのキーモルトとしても知られている銘柄です。

 

カリラの製法

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カリラで作られるウイスキーには、ポートエレンで収穫した麦芽を使用しています。

蒸留所の近くにあるロッホ・ナム・バン湖から浸み出した湧水を使い、ピートの地層で濾過された湧水のため水自体にピート感を含んでいるのが特徴です。

 

冷却水に海水を利用しており、ウイスキーの蒸留所で海水を使っているのは世界中でもカリラのみといわれています。ほかの蒸留所とは異なるこだわりが、カリラにしか出せない味わいを生み出しています。

 

カリラの歴史

カリラは、ゲール語で「アイラ海峡」を意味します。

「Caol」が海峡、「Ila」がアイラ島で、アイラ島とジュラ島の間にある海峡のことです。

この奥まった入り江に、カリラ蒸留所は建っています。

 

カリラ蒸溜所はヘクター・ヘンダーソンによって1846年設立されました。

何度か買収、閉鎖、再稼働を繰り返した後、1970年代に老朽化した蒸留所の改装工事を行います。ポットスチルが6基に増設され、アイラ島で最大規模を誇る蒸留所に生まれ変わりました。

 

1997年にギネス社とグランド・メトロポリタン社が合併してディアジオ社が誕生して傘下に入り、現在に至っています。2002年にカリラから12年、18年、カスク・ストレングスが販売されたことで世界中に知られるようになり、話題を呼んで一気にファンを増やしました。

 

カリラのおすすめの種類7選

カリラ 12年

MHD(モエヘネシーディアジオ)が日本国内で正規販売しているカリラのレギュラーボトル。国内の販売店やバーなどで最も目にするボトルではないでしょうか。
 

魅力は何と言っても、バランスの良さです。

アイラモルト特有のスモーク感・ピート香・ヨード臭が効いていますが「強烈」と言うほどではなく、ふわっと香る程度で奥からフルーティーさがやって来ます。

ほんのりと塩気もあります。

 

味わいは胡椒のようなスパイシーさが際立っていますが、甘みも感じられ、すっきりと軽やかな飲み口です。


特徴としては、スモーキーな香りがありながら飲み心地はまろやかです。癖が強いわけではないので、アイラモルト初心者にもおすすめの一本です。少し贅沢な晩酌で飲みましょう。ラベルはシンプルなデザインです。
 

カリラ 15年

リフィルのアメリカンオーク樽と、ヨーロピアンオークバット樽で熟成させた原酒をかけ合わせて作られたボトルです。青りんごの爽やかさとトフィーの香りのあと、苺やキャラメルのような甘いアロマがやさしく香ります。

 

フィニッシュでメンソールやミントのような爽やかさを感じるのが特徴になっています。

ストレートで飲むとシャープでパワフルな味わいが印象的で、水割りにするとなめらかな口当たりを楽しめます。

 

カリラ 18年

カリラ18年は、かつては定番商品として販売されていたものの、現在は年に1度、数量限定でリリースされるのみの希少なボトルです。

 

12年と比べると、ピート香が控えめになっており、フルーティーさと甘みがより引き立っており、味わいもよりまろやかです。

 

トフィー・バタースコッチ・ドライフルーツを思わせるやや強い甘みに、ほんのりスパイシーさが漂います。

フィニッシュは甘くスモーキーで、バニラの印象が強いです。

オークのスモーキーな余韻が長く続き、深い味わいを楽しめる1本です。

 

カリラ 25年

カリラ25年は、2010年に限定リリースされたボトルです。

25年熟成の希少な原酒を使用しています。

香りは実にフルーティーで、アイラらしいピート香やスモーク感はあまり感じられません。

 

口に含むと上品な味わいで、ほどよい果実感にビターテイストが重なり、ほんのりと潮っぽさが追いかけてきます。

全体的に、スタンダードな12年に甘みとコクが加わったような印象です。

 

また、長期熟成モノのシングルモルトでありながら比較的リーズナブルな価格で入手できるので、コストパフォーマンスの良い1本としても知られています。

 

カリラ モッホ

年数表記なしのノンエイジですが、大体8年ほど熟成させた原酒を使っていると言われています。

 

カリラならではのピート香とスモーキーさは残しながら、ライトで軽い飲み口で初心者におすすめの1本。モッホはゲール語で夜明けという意味です。

 

レモンのような爽やかなアロマと、ほどよい酸味と果実のフルーティーな味わいを楽しめます。全体的に軽めな印象で、水割りやハイボールにするとさっぱりとした仕上がりになっています。

 

豊かな香りを楽しみながら軽く飲める味わいで、コストパフォーマンスが高いのも魅力です。

 

カリラ ディスティラーズ エディション

カリラ ディスティラーズエディションは、ディアジオ社のディスティラーズエディションとしてリリースされているボトルです。

 

通常のバーボン樽で熟成させた後、モスカテルシェリー樽でカスクフィニッシュされています。

 

スタンダードな12年のスパイシーさが大人しくなっており、穏やかで優しい印象です。

また、上品なスモーキーフレーバーと、カリラの塩気にシェリーの甘みが加わった絶妙な味わいが特徴です。

 

カリラ 17年 アンピーティッド

ピート処理をしていない原酒をバーボン樽で17年熟成し、カスク・ストレングスでボトリングした限定品です。

 

オールスパイスやアニスなどの少しぴりっと感じるスパイシーさが特徴で、スモーキーさが少なく凝縮された旨味を際立たせた仕上がりです。

 

フルーティーでフローラルなアロマが香り、やわらかな口当たりでりんごのような爽やかな酸味を感じます。トフィーやブラウンシュガーのような甘さがほどよい余韻を残し、しっかりとした味わいを楽しめる1本です。

 

カリラのおすすめの飲み方

カリラのおすすめの飲み方はストレートです。

 

貴重なアイラ島シングルモルトですので、独特のスモーク感やピート香をストレートで存分にお楽しみ下さい。

 

また、加水することにより、スパイシーさが抑えられてフルーティーな甘みが際立つので、水割りやトワイスアップでストレートと飲み比べてみても面白いです。

 

まとめ

 今日は『カリラ』を紹介させていただきました。

 

カリラというウイスキーについて詳しくなれたのではないでしょうか?

個性的ではありますが、軽やかな飲み口のカリラはアイラ入門に最適です

 

いつもと違う、通好みなウイスキーでまったり家飲みをしてみたくなったら、ぜひカリラを手に取ってみて下さい!

 

ありがとうございました!

では!また!

 

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