飲んだくれモツの読書と酒ブログ

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初心者でも飲みやすいウイスキー『ラガーヴーリン』

こんにちは!モツです!

 

アイラモルト第6弾『ラガヴーリン』です!

私が大好きなウイスキーです! 

ガラスの暗い背景にウィスキーまたはバーボンと氷。コンセプトバーウイスキー。

力強い、独特なスモーキーさが特徴の「ラガヴーリン」。個性派のウイスキーとして人気が高く、複雑な味わいとバランスのよい風味が多くのファンを獲得しているスコッチウイスキーです。

そこで今回は、ラガヴーリンの熟成年数や銘柄ごとに、特徴や味わいを詳しくご紹介したいと思います。ぜひ参考にして、ラガヴーリンの魅力を存分に楽しんでみてください。

 

では!紹介していきたいと思います!

今までのアイラモルトの記事も最後に貼っているのでご覧ください。

 

 

ラガヴーリンとは?

ラガヴーリンは、スコットランド産のシングルモルトウイスキーです。

ウイスキーの聖地であるアイラ島で作られており「アイラの巨人」と称賛されています。

 

極めてピーティーかつスモーキーな味わいと、潮の香り、ずっしりとした重厚感が特徴です。正露丸とも例えられる独特のフレーバーは決して初心者向けとは言えませんが、ラガヴーリンならではの強烈な個性は世界中のウイスキーファンを魅了し続けています。

 

ラガヴーリンとは村の名前で、ゲール語で「水車小屋のある窪地」を意味します。

蒸留所が建つその土地が、名前の由来です。蒸留所の目の前にはラガヴーリン湾が広がっています。

 

1989年に出版されたジャクソン氏の著書「モルトウイスキーコンパニオン」の中で、ラガヴーリンを「アイラの巨人」、「まるでラプサンスーチョンのようにスモーキーである」と絶賛しました。

 

プサンスーチョンとは、イギリス人が好んで飲む、独特のスモーキーな香りが特徴の中国紅茶です。

ジャクソン氏はこれらの言葉とともに95点という最高点を付けたため、元々高まりつつあったラガヴーリンの人気にさらに拍車を掛けたと言われています。

 

ラガヴーリンの製法

麦芽は1974年まで自社にてフロアモルティングを行なっていましたが、現在はポートエレン製麦所で作られたものを使用しています。


ポートエレン製麦所は旧UD社(現ディアジオ社)が建てたもので、カリラやラガヴーリンなど自社の蒸溜所のほかにアイラ島全域の蒸溜所のモルトを供給するために建てられた製麦所でした。

 

ラガヴーリン用の麦芽は16時間かけてピートを焚きながら発芽させたもので、フェノール値34〜38ppm程度のヘビリーピーテッドに仕上げられています。

この麦芽の香りがラガヴーリンのスモーキーな風味を決定づけます。

 

熟成に使用されている樽はアメリカンオークのバーボン樽、そしてヨーロピアンオークのシェリー樽です。

それぞれの樽で熟成させた原酒を掛け合わせボトリングされていきます。

 

ラガヴーリンの歴史

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ラガヴーリンは、アイラ島の蒸留所で1816年に造られはじめた、歴史あるウイスキーです。アイラ島特有のピート香から生み出されるスモーキーさが、奥深い味わいと絶妙な風味を追加するうえで重要とされてきました。

 

ラガヴーリンは、ほかのブレンデッドウイスキーとも深い関連性を持つウイスキーでもあります。とりわけ、スコッチウイスキーのひとつである「ホワイトホース」と関係が深く、ホワイトホースのキーモルトラガヴーリンが使用されているほどです。

 

古くから地元の島民に愛されてきたのがラガヴーリンです。「ラフロイグ」や「ボウモア」といった銘柄が流行る以前まで、アイラ島でもっとも多く飲まれていた、伝統のウイスキーです。

 

ラガヴーリンのおすすめの種類4選

ラガヴーリン 16年

熟成年数16年以上の原酒を掛け合わせて造られた「ラガヴーリン 16年」。ラガヴーリンのスタンダードであり、「アイラの巨人」とも称されている、シングルモルトウイスキーのファンからは根強い人気がある銘柄です。
 
ほかのウイスキーに比べて長い蒸留時間を経て造られているのがポイントです。スモーキーさはもちろん、シェリー樽から生み出された程よい甘みとフルーティさを兼ね備えています。
 
また、ヨード臭と潮の風味のバランスがよく、ドライな口当たりが魅力です。手間を掛けて造られているものの、手頃な価格で入手しやすいのも魅力のひとつです。
 
本格的なラガヴーリンを気軽に楽しみたい方におすすめです。
 

ラガヴーリン 8年

ラガヴーリン16年の半分、熟成年数8年の原酒を掛け合わせた「ラガヴーリン 8年」。強いスモーキーさとピーティな風味を備えつつ、熟成年数が短いだけ透明感も併せ持っているのが特徴です。

 

原料のモルトを強く感じられ、甘さを抑えた麦芽クッキーのような味わい、わかばやアーモンドのような香ばしい風味も感じられます。

また、飲んだときに感じられる、かすかなオレンジやドライアプリコットなどのフルーティさも魅力のひとつです。

 

ラガヴーリン16年では敷居が高いという方は、まず8年から始めてみるのもおすすめ。クリアかつ、奥深い味を楽しめます。

 

ラガヴーリン ダブルマチュード ディスティラリーズエディション

ディアジオ社のディスティラーズエディションとしてリリースされているボトルです。

 

ダブルマチュアードとは「異なる二種類(ダブル)の樽で熟成させた」という意味で、通常のバーボン樽で熟成させた後、ペドロヒメネスシェリーを貯蔵した樽でカスクフィニッシュされています。

 

香りはラガヴーリンらしさそのものですが、スタンダードな16年に比べて、強烈なヨード香・ピート香はやや控えめです。

味わいはペドロヒメネス由来のレーズンの濃厚な甘みが際立っています。

 

ダブルマチュアードという特別な製法によって、16年よりもコクが増している印象です。

余韻もスモーキーかつフルーティーで芳醇、オークの香りが長く尾を引きます。

 

ラガヴーリン 12年 カスクストレングス

ラガヴーリンのプレミアムエディションである「カスクストレングス」は、12年モノの原酒を使用し、加水せずに瓶詰めを行なっているのが特徴です。アルコール度数は50〜60%と高く、水を加えながら飲むことで味の変化を楽しみやすいのも魅力です。

 

また、力強い深みのある、濃厚な味わいが特徴。ピーティさと強いスモーキーさを備えながら、ほのかな麦とヨードの香りを感じられます。ラガヴーリンの強烈な個性を存分に楽しみたい方におすすめの銘柄です。

 

ラガヴーリンのおすすめの飲み方は「ストレート」

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ラガヴーリンのおすすめの飲み方はストレートです。

ラガヴーリン特有の重厚で複雑、繊細な風味をストレートでじっくりとお楽しみ下さい。

また、もったいないと思われるかもしれませんが、ハイボールもオススメです。

いつもよりちょっとリッチな重めのハイボールを味わえます。

 

まとめ

今日はアイラの巨人『ラガブーリン』を紹介させていただきました。

 

ラガヴーリンというウイスキーについて詳しくなれたのではないでしょうか?

ラガヴーリンのずっしりとした重厚感は、まったりと家飲みタイムを楽しみたい時にぴったりです。

一度ハマったら病みつきになる、アイラの巨人のヘビーな魅力にぜひ触れてみて下さい。

 

他のアイラモルトの記事を貼っておくので、よかったら参考にしてください。

 

ありがとうございました!

では!また!

 


 

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